加圧シャツってどういうものなのかをわかりやすく解説!

この1~2年の間に徐々に口コミで広がって、

”加圧シャツ”という名前と、

「どうやらぽっこりお腹やダイエットにいいらしい」

という話を知っている人はとても増えました。

でも具体的に加圧シャツがどういうものでどんな構造になっていて、

各ブランドでどんな違いがあるのか?

ということまでは知らない人がほとんどです。

この記事では加圧シャツの基本的な知識について解説したいと思います。

加圧シャツの仕組み

加圧シャツとはシャツに編み込まれた弾性繊維によって、

着ているだけで特定部位に圧力をかけ続けられることで、

  • 筋肉のブレを防ぐ
  • 低負荷で効率的に筋トレ効果
  • 筋トレ後の疲労回復を早める
  • 姿勢矯正効果
  • シルエットをスマートに見せる効果

などが期待できるシャツです。

巷でウワサされるように、

”着ているだけで痩せる”とか”着ているだけで筋肉ムキムキになる”

というものではありませんから過度な期待は禁物です。

あくまでも筋トレをサポートするギアです。

そう聞いて、

「なんだ、やっぱり運動しないと効果ないのか」

「楽して痩せられると期待したのに」

と思うかもしれませんね。

世の中そこまで甘くはありません。

でも加圧シャツならトレーニングを少し楽にしてくれます。

中年世代にはきびしいトレーニングや食事制限でぽっこりお腹を解消するのは、

メンタル的にも時間的にもなかなか難しいですが、

加圧シャツを使えば軽めのトレーニングでそれが可能になります。

使用される素材

加圧シャツの肝となるのが素材として使用されているスパンデックス。

スパンデックス(Spandex)はポリウレタンが85%以上含まれたポリマーでできた

非常に弾性力に優れた繊維素材です。

ゴムよりも強度も耐久性も優れている上に

極めて細い糸を作ることができる特徴を持っています。

スパンデックスは日光には弱く強度が落ちてしまうので、洗濯時には陰干しがおすすめです。

そのためゴム繊維では考えられなかったような

伸縮性に飛んだ生地を作ることが可能になるのです。

ただし、強いと言っても木綿、ナイロン、ポリエステルなどの

一般の繊維に比べると耐久性に劣るので、

単独で生地にするのではなく、

他の繊維にスパンデックスを織り込んで生地が作られます。

加圧シャツの分野ではスパンデックス繊維のベースとなる繊維には

主にナイロン糸が使用されています。

一部の製品ではナイロンの代わりにテリレンが使用されたりもします。

参考:「スパンデックス伸縮弾性繊維

ナイロンベースとテリレンベースの加圧シャツの違い

では、ナイロンベースとテリレンベースの違いを見てみましょう。

テリレンはポリエステル繊維の1種です。

ナイロン繊維の特徴

メリット

  • 吸水性が低くスポーツウェアに向いている
  • 燃えにくい
  • シワになりにくい
  • テリレンより毛玉になりにくい

デメリット

  • テリレンより熱に弱い
  • 紫外線に弱い
  • 静電気を帯びやすい

テリレン繊維の特徴

メリット

  • 光沢感がある
  • 吸水性が低い
  • シワになりにくい

デメリット

  • 熱に弱い
  • 燃えやすい
  • 静電気を帯びやすい
  • 毛玉ができやすい

参考http://www.toishi.info

加圧シャツのメカニズム

加圧シャツはスパンデックスの弾性力によって、

姿勢を矯正し胸筋や腹筋に持続的に負荷を与えて

筋トレを効果的にするためのアイテムです。

と言っても加圧シャツ全体にまんべんなく

スパンデックスが織り込まれているわけではありません。

まんべんなく締め付けるシャツなら、

ただ上半身全体を圧迫するだけの小さなシャツになってしまいます(笑)

実際の製品では姿勢が正しい位置に維持できるよう、

そして各筋肉に効果的に刺激を与えられるように

スパンデックスは部分的に配置されています。

どの部分にスパンデックスを使うか?どんな編み方をするかで製品に違いが出る

スパンデックスがどの部分に使われているかは各ブランドで違い、

それによって期待できる効果にも違いが出てきます。

以下は製品の例です。

このように鍛えたい部分を狙って位置や方向が工夫されていて、

それがブランドごとの特色にもなっています。

あとは、スパンデックスの配合量によって着圧の強さも変わってきて、

用途や着用時間にも多少の違いがあります。

その他の違い

加圧シャツは本来トレーニングを念頭にその効果を高めるためのものですから、

着用時に汗をよくかくということが考えられます。

また、肌に密着するので普通のシャツに比べ暑く、

汗をかきやすいという面もあります。

そのためブランドによっては抗菌加工や防臭加工をして、

さらに付加価値を高めているものもあります。

また、通気性や速乾性などの加工がされているものもあります。

加圧シャツの耐久性

加圧シャツに使われているスパンデックスはゴム繊維に比べると

劣化しにくく洗濯を繰り返しても伸縮力があまり衰えず、

熱にも強く破断もしにくい優れた性質を持っています。

なので、扱いにもそれほど注意は必要なく、

洗うのも洗濯機を使えますし、製品によってはアイロンをかけることもできます。

ブランドにより洗濯上の注意が違いますので必ず確認しましょう。

基本的に耐久性のあるか加圧シャツですが、

多数出回っている類似品には粗悪なものが多く、

すぐにヘタってしまうものがあるので、

高くても信頼できるものを買うのが結局は安く済むことになります。