加圧シャツは安全?リスクや副作用はないの?

最近流行りの加圧シャツはかなり良いとネットでも評判ですが、体を締め付けるなんてちょっと心配ですよね。

試してみたいけどちょっと怖いという方も多いかもしれません。

そもそもが着圧効果を狙った商品なので、身体を圧迫することはどうしても避けられないのです。

それも効果を出すためには長時間着用することが前提になっていますから、なにか身体への影響や弊害があるのではないかと思ってしまいます。

せっかくぽっこりお腹を解消して健康になりたいと始めたのに、トラブルが出てしまってはなんにもなりませんからね。

そこでこの記事では、加圧シャツを着続けることでの欠点や起こりうる問題について考えてみました。

加圧シャツの着心地の問題

まずは、身体を長い時間に渡って締め付けることで不快な思いやトラブルは起こらないのかを考えてみましょう。

苦しい?苦しくない?息苦しい?

体を締め付けると聞いてまず思い浮かべるのが、

「そんなシャツを着て苦しくはないのか?」

ということでしょう。

加圧シャツの着圧効果の秘密はスパンデックスというポリウレタンからなる特殊な繊維によるもの。

スパンデックスはゴムよりも弾性性が高く、破断もしにくい特徴があります。

参考スパンデックス伸縮弾性繊維スパンデックス混用ニット

しかもとても細く作れるので他のナイロン繊維などに織り込むことで、非常に伸びる特殊な加圧シャツのようなものが作れるのです。

ただし、スパンデックスは加圧シャツのみに使われているわけではなく、われわれが普通に着用している靴下やサポーター、女性のストッキングなどにも使われている素材です。

昔の靴下ってすぐにずれ落ちていたのに、最近の靴下は全然ずれないことないですか?

あれは繊維にスパンデックスが織り込まれているからなんですよ。

履いていてもそんなにきついと感じないでしょ?

もちろん加圧シャツはスパンデックスの配合量が違いますから、もっと圧力は感じますが苦しいとまでは感じないでしょう。

重ね着したり小さすぎるサイズのものを着用すると着続けるのが苦しくなることもあります。

慣れないうちは長時間着続けることで疲れてくることはあっても、着てるのが辛いほど苦しくなったりすることはありません。

ましてや着ていて息苦しいなんてことはさらに考えられませんね。

着るのに苦労するということは往々にしてありますけど、それでもちゃんと伸びてくれて着られるので大丈夫です。

国民生活センターにおいても2ヶ月前の時点で加圧シャツは問題にされていません。

ただし、加圧タイプのスパッツでは、

「きつくて苦しい」

「着用後ウエストが赤く腫れて痛みが出た」

という苦情があったそうです。

加圧スパッツも使おうと思っている人は注意です。

参考国民生活センター

国民生活センターの消費者へのアドバイスは使い方に注意することと、適正なサイズを選ぶことでした。

これは加圧スパッツへのアドバイスでしたが、もし加圧シャツで着ていて苦しいなんてことがあるのなら、それは明らかにサイズが合っていないということですね。

小さいとまくれる

加圧シャツを最初に見た時はこんな小さなシャツを着れるのかと思うはずです。

それだけ伸びるということなのですが、加圧シャツは元へ戻ろうとする弾性力も強いです。

繊維は横方向だけでなく縦にも入っているので、体を締め付ける着圧と丈方向にも戻る力が働くので裾が上へ上へとまくれやすくなります。

ぽっこりお腹が大きめの人は特にまくれやすいですし、サイズが小さめでも戻る力が強くてまくれやすくなるでしょう。

まくれあがってしまうとせっかくの着圧効果が台無しですし、まくれた部分は締め付けが強くなって血行の妨げになる可能性もあります。

これを防ぐには、やはり適正なサイズを選ぶことが一番大切です。

また、あまり丈の短いタイプの製品は選ばないことでも防ぐことができます。

筋肉痛

ネットでは、加圧シャツを着ているとそれだけで筋肉が刺激されて筋肉痛になるという人と、着ているだけでは筋肉がつかないんだから筋肉痛になんかならないという人がいます。

一体どちらの主張が正しいのでしょう。

実際、加圧シャツを着ているだけでは筋肉がバキバキになるなんてことはないはないので、筋肉痛になることはないように思えます。

(もちろん加圧シャツに筋トレを併用していれば筋肉痛になるのはあたりまえです。)

そこで、twitterで加圧シャツを着ているだけで筋肉痛になった人がいるのか調べてみました。

このように実際に加圧シャツを着るだけで筋肉痛になった人がゴロゴロ…。

加圧シャツの着圧効果で、日常の生活レベルの動きが十分な筋トレになっているのでしょうか?

これなら着ているだけで腹筋が割れてくる人も中にはいるかも知れませんね。

筋肉痛がするというのはどうやら本当のようですが、これは不快な思いとかトラブルというよりはうれしい反応じゃないでしょうか。

加圧シャツは擦れる?

加圧シャツを着始めて何のトラブルがなくても、しばらく着続けることで擦れるという問題が出てくることがあります。

引き締めるために常に加圧されて布地が密着しているのですから、皮膚の弱い人は擦れが出てくることは避けられないかもしれません。

ほとんど動かなければ大丈夫でしょうけども、そういうわけにはいきませんよね。

日常生活を送っているだけでも結構動き回るものです。

特に、脇や首のあたりが擦れることが多いようです。

しかし、本来、脇や首は着圧がかかる場所ではないですから、こういう部分が擦れてしまうというのはサイズが合っていないのかもしれませんね。

ひどく皮膚が荒れるようなら、素材に対するアレルギーの可能性もあるので、そういう場合は一度皮膚科に相談したほうがいいでしょう。

加圧シャツで身体に悪くないの?

加圧シャツの着心地の問題や擦れたりするというのではなく、身体を圧迫する状態を長期間続けることで何か健康被害や体調不良のような副作用は起こらないのでしょうか?

下痢、腹痛、吐き気

加圧シャツを着続ける腹痛や下痢、場合によっては吐き気があるようなことがネットに書かれたりしますが、実際にそんなことがあるのか調べてみました。

腹痛に関してはtwitterにて

この2つのつぶやきが見つかりました。

実際に腹痛になる人はいるようですが、たったこれだけの人しか検索に引っかからないということはほとんど起こらない副作用と言っていいでしょう。

それに腹痛と言っていますが実際は腹筋がつって痛いのかもしれません。

下痢についてもtwitterを探してみましたが、そういう人は全くいませんでした。

嘔吐についてはどうか調べてみると

たった一人この方だけが吐き気をもよおしたようです。

1例だけなので、よっぽどサイズが小さすぎたかぽっこりお腹がかなり重度なのかもしれませんね。

これらのことから見て、加圧シャツを使用し続けることで下痢や腹痛、吐き気などが起こる心配はほとんどないと言っていいでしょう。

血行が悪くなる

体を締め付ける加圧シャツは血行が悪くなるんじゃないかという心配があります。

手首に輪ゴムを何重もかければ血が止まってしまいますからね。同じようなことが起こり得るんじゃないかと思うのも無理もありません。

しかし、スパンデックスがゴムのように弾性があるといっても、一点集中で力がかかるわけではありません。

広く面で加圧するので血が止まってしまうようなことは起こりません。

靴下やサポーターで血が止まらないのと同じことです。

ただし、サイズが小さすぎるシャツを選んだり2重に着たりすれば、皮膚表面の毛細血管は多少、血流が悪くなってむくんだりすることはあるかもしれません。

他に、加圧シャツで血栓ができて脳梗塞などの原因になるのではないか?という心配をされる方もいるようです。

もしそのような事例があれば、国民生活センターで取り上げられる事案ですが、2ヶ月前の時点で一切取り上げられていません。

なので、加圧シャツが原因で血栓ができるようなこともないと言えます

うっ血

血行が悪くなるというのとよく似たこととして、加圧シャツを着るとうっ血するんじゃないか?というのもよく言われる心配です。

しかし、うっ血というのは体の部位に巡ってきた血液が停滞してしまうことです。

参考Wikipedia

加圧シャツは着圧によって抹消に滞った血液を排除するように働くので、むしろ、うっ血を改善してくれる方向に働きます。

なので、加圧シャツでうっ血するというのも心配ありません。

肩こりになる?

肩こりのはっきりしたメカニズムは分かっていないそうで、一般に考えられているのは長時間の緊張や悪い姿勢によって筋肉にコリが生じて循環障害が起こり、それによって局所に疲労物質が溜まって肩こりになるそうです。

参考Wikipedia

加圧シャツを着ることで多少の血流への影響はあるかもしれませんが、それよりも姿勢を矯正することで肩周りへの循環は良くなると考えられます。

実際に管理人はひどい肩こりを持っていますが、加圧シャツを着ている間は不思議と肩こりが気にならないです。

加圧シャツは肩こりを引き起こすと言うより、むしろ解消するように働いてくれるのではないかと思います。

高血圧

加圧シャツは上半身を締め付けるので、それによって血圧が上がり、高血圧の人には良くないのではないかという話があります。

これは実際に加圧シャツを着てみればはっきりわかりますが、血圧が上がるようなことはありません。

多くの製品は24時間継続して着用することも可能です。

安全な製品ですので安心して使用してください。

サイズの小さすぎるものや着圧の強いものでは24時間の着用は推奨されません。

ただし、慣れるまでは着るときや脱ぐときにかなり苦労します。

必死で着たり脱いだりしているときに思わず力が入って血圧が上がってしまう可能性はあります。

高血圧の人で着脱に苦労するようなら、家族の人に手伝ってもらうのが無難かもしれません。

しびれ

長時間、正座をしていると足がしびれるように、締め付けの強い加圧シャツを着続けていると、人によってはしびれが出てくる可能性はあります。

でも、たいていはしびれが出ることはなく、脱いだときに開放感があり「圧迫されていたんだな」とはじめて気づいたり、軽い疲れを感じるくらいです。

中には前述のように筋肉痛を感じる人もいるようです。

しびれがもし出たとしても、足のしびれと同じで時間とともに消えてしまうので心配はないでしょう。

ただし、しびれるというのは締め付けのバランスが悪いことが考えられ、サイズが合っていないか体型に合っていないのかもしれません。

頭痛

加圧シャツで頭痛が出る?なんて話もあります。

加圧シャツの働きを医学的に考えると、それが原因で頭痛になるとはちょっと考えにくいですね。

しかし、管理人の場合、着ている間に少し頭痛を感じました。

もともと頭痛持ちなので、たまたまだったのかもしれません。

ただ、加圧シャツで長時間体を締め付けられることはある程度ストレスにはなります。

頭痛自体はっきりと原因が解明されているものではないですが、ストレスが引き金になっている可能性もあるかもしれませんね。